第230号 2000年11月15日付


    機関紙「大阪市労組」に掲載した記事を紹介します

1面の記事
☆告知板
   11/17 自治労連第2次全国統一行動
   11/18 保健所を守る大阪市民の会総会
   11/18 11・8国民大集会
   11/22 学童直接請求署名大宣伝行動
   11/22 2000年賃金確定勝利市労組連総決起集会
   11/24 第17回まいど美術展(〜29)
   11/27 賃金確定勝利市労組連単組役員決起集会
   11/29 市労組労働安全衛生講座@
   12/6  市労組労働安全衛生講座A
    
☆賃金確定・年末一時金 たたかいの山場へ
   市役所労働者の団結で賃金抑制・削減を押しかえそう


 団体交渉・決起集会で市側を追及

  2000賃金確定・年末一時金のとりくみは11月下旬の27日〜28日にかけて最大の山場をむかえます。給料表の改善見送り、一時金の大幅削減という人事院勧告に追随した大阪市人事委員会報告・勧告は、組合員をはじめ大阪市に働くすべての職員の生活実態を無視したものです。また、「報告」の「新しい時代に即応する給与体系について調査研究に取り組んでいく」必要性の指摘については、新たな「能力・実績主義」賃金・人事管理強化につながるもので容認できません。市労組連は11月8日に、本庁舎南側の公園で「市労組連総決起集会」をひらきました。山場のとりくみの決意表明では市労組の斎藤彰英執行委員が力強く訴えました。

 山場は27日から28日

 市労組・市労組連は引き続き精力的に11月14日、27日の団体交渉をすすめるとともに、団体交渉と合わせて、11月22日に2回目の「市労組連総決起集会」、さらに山場の27日〜28日にかけては「市労組連単組役員集会」と連続したとりくみをすすめます。また、全国的には、11月17日に自治労連第2次全国統一行動、18日には国民大集会がとりくまれはす。すべての市役所労働者の団結とたたかいで賃金抑制・削減の攻撃を押し返しましょう。
 なお、おもな他都市の賃金確定の山場については、東京が16、17日で先行し川崎が24日、札幌、横浜、名古屋、広島、北九州、福岡はすべて21、22日となっています。


☆和解3周年・昇任昇格差別裁判記録集発刊記念集会
              10月31日 アウィーナ大阪


たたかってよかった
 みおつくしに人間の尊厳と良心の鐘を鳴らして

 浦田克己・山野みどりの両人の司会で開会。宮沢武夫市労組委員長の主催者あいさつ。来賓の、三宅一光自治労連副委員長、町田豊治大阪自治労連委員長、元昇任昇格裁判弁護団の桐山弁護士のみなさんのあいさつを受け、尾崎泰士元原告団長が「裁判記録集」発刊の紹介をしました。尾崎さんは「この本の発刊で私の仕事の区切りがつきました。普及にもご協力を」と元気に話されました。
 和解後の3年間の経過報告に立った、成瀬明彦市労組書記長は「早期差別解消を期待している組合員から見れば、きわめて不満も残るが、大きく改善されてきたのは事実だ。今後とも市側が和解事項を誠実に履行するよう求めていくとともに、清潔で公正な市民本位の市政をめざしていく」と述べました。
 この後、永井守彦元たたかう会会長の乾杯で、和解3周年記念のつどいを祝うとともになごやかに歓談しました。
※ 大阪市職員の昇任・昇格差別裁判おぼえ書き『市民の肩もてばずっとヒラ』は、機関紙出版センターから1冊2000円税別)で出版されました。


☆大阪労連・大阪春闘共闘11・8争議支援総行動

 
大阪から労働争議を根絶しようと、
      府下全域から争議支援のため労働者が結集



早朝から夕方まで一日行動を貫徹

 大阪労連・大阪春闘共闘が毎年とりくんでいる争議支援総行動が11月8日に行われました。最近でも、関西電力や三和銀行など、巨大企業を相手にたたかった労働者が大きな勝利を獲得し、また大阪自治労連でも南嶺保育所労組が中央労働委員会で勝利和解したことにも見られるように、この総行動の意義と役割は大きなものがあります。この日は、多忙な中、府下全域から争議支援のため労働者がかけつけて、早朝から一日中支援行動を繰り広げました。

日本銀行大阪支店にも要請・抗議行動を展開

 争議支援の労働者は、朝8時から大阪市内5ヶ所での早朝ターミナルビラ配布を行い、大阪地裁包囲デモ、大阪高裁・地裁要請行動、意思統一集会を精力的にこなし、JR西日本本社や日本銀行大阪支店など、20の企業などに要請・抗議行動を4班に分けて実施しました。日本銀行大阪支店前では、八木短期融資株式会社から不当に解雇された4人の労働者が「天下り社長を送った日銀は、八木短資を指導しろ」と悔しい思いをぶちまけました。また、代表が日銀に入って要請交渉を行いました。


☆コラム「中之島」
▼誰が見てもお粗末な森政権。国民の支持率も20%を切った。ついに自民党内からも加藤氏が「野党が内閣不信任案を提出すれば欠席または賛成も」と。主な理由は森氏個人の資質もありますが財政危機を棚上げにした従来型の景気対策・ムダな巨大開発にも焦点が▼これは自治体の施策にも大きな影響があります。大阪でもベイエリア開発が惨憺たる状況です。ATC・WTCの赤字、コスモスクエアの分譲が進まず基金も底をついた。関西空港では地盤沈下が大阪のアキレス腱として浮上しています。関西空港2期工事が始まっていますが、大阪湾では神戸空港の建設も行なわれています。需要を無視して国民の血税をドロの海に投げ込むようなものではないでしょうか。その一方で既設の空港島の地盤沈下が予想を越えるスピードで進み、その対策も深刻な事態に▼今月の7日には明るい革新大阪府政をつくる会が、2期工事の中止など抜本的な転換に向けて府民の討論と運動を呼びかけました。これからも府民の負担、国民の税金をドロの海に湯水のごとく注ぎ込んでいいのかどうか。地盤沈下の全データの公表と抜本策など5項目を府、国、関空会社に求めています▼大阪市でも夢洲への地下鉄建設工事が始まっています。この建設の差し止めを求めた住民訴訟が起こり、10月から後半も始まりました。その中で大阪市は、オリンピックが仮に来なくても、夢洲に住宅団地を建設する予定だから地下鉄の建設は進めると。人口も産業もこれまでのように右肩上がりでない時代に戯けた話しでは。


2面の記事
☆いま自治労連・大阪市労組は要求大アンケート運動を展開しています

   みなさん ぜひご協力を

 自治労連・大阪市労組は2001年春闘に向けて、すべての労働者を視野にいれた「総対話と共同」をすすめる「働くみんなの要求大アンケート」運動を展開しています。このアンケート運動は自治体やその関連職場で働く労働者の「くらしと労働」の実態、賃金や社会保障などに対する諸要求を明らかにして、その声を要求づくりに反映させ、2001年春闘などでその実現に向けてともに奮闘するためにすすめているものです。みなさんのご協力をお願いします。(アンケートは下記のサイトのものをご利用ください)

    日本自治体労働組合総連合(自治労連)を開いてからアンケートをクリック

    大阪労連(全大阪労働組合総連合)版アンケート


☆市労組レーダー
第17回まいど美術展開催が迫る

 恒例の「まいど美術展」が今年も開かれます。17回目をむかえました。現役、OBが相互に刺激し、切磋琢磨して、21世紀へ新たな創造を目指し、飛躍しようとしています。ぜひお越しいただき、ご批評をお願いいたします。
 【会期】 11月24日(金)〜11月29日(水)
 【会場】 上本町ギャラリー рU773ー2343
 【主催】 大阪市職員とOBによる第17回まいど展世話人会


山田洋次監督作品・映画「十五才学校W」チケット斡旋

 大船撮影所除売却反対運動をたたかう仲間達によって撮影された作品「十五才学校W」を、松竹労組支援として特別価格で斡旋します。 今回は、15才の不登校の少年が主人公です。「生きること」を学ぶ場所を探して少年が旅を続ける姿を山田洋次監督が描きます。
利用希望の人は、本部文化・スポーツ部まで。

(大阪市労組組合員に限ります)





保健所を守る大阪市民の会が「雪印乳業食中毒」で対市交渉

 さる7月18日に大阪市に対して「雪印乳業食中毒に係わる対策の強化に関する申し入れ」をしましたが、11月10日にその回答交渉が行われました。「市民の会」は「今回事件の第1報からの市の対応と雪印の対応を、経過をおって明らかにし、市民に公表すること。
厚生省に対して、HACCP認定基準の検討と認定方法の改善について申し入れること。大阪市の食品衛生行政について、質の向上と体制の強化を提言すること」などを、申し入れていました。市側は前もって準備した回答を述べ、質疑応答を行い、この春雪印乳業を解雇された看護婦の久世優子さんも雪印乳業の実態を証言しました。


大阪市に学童保育条例を求める
       直接請求署名を成功させよう!!
       (署名期間は11月27日まで)

機関紙のページにもどる

トップにもどる