第293号 2003年10月1日号

    機関紙「大阪市労組」に掲載した記事を紹介します

1面の記事
☆告知板
  10/3  第6回地方自治研究全国集会(〜4)
  10/5  第21回淀川家族ハゼ釣り大会
  10/7  大阪自治労連大阪市内協議会定期総会
  10/8  市労組連第26回中央委員会
  10/15 自治労連全国統一行動・現業統一行動
  10/16 公務労組連「第2次中央行動」
  10/16 自治労連独自中央集会
  10/16 第8回パート・非常勤・派遣労働者・フリーターのつどい


☆大阪市労組第27回定期大会を開催
自治体労働組合の真価を発揮し
 市政・府政・国政の民主的転換で
  雇用・くらし・いのちと平和を守ろう

大阪市労組第27回定期大会
 大阪市役所労働組合第27回定期大会は、代議員の積極的な討論によって、職場・地域でのたたかいの教訓を明らかにしました。また、新しい方針を確立し、自治体労働運動の前進に向けたたしかな展望をきりひらく大会となりました。

白熱の議論、満場一致で方針を可決
 充実した大会は成功裏に終了


あいさつをする成瀬明彦執行委員長 定期大会は、議長団に谷口精志(南大阪支部)、高島一恭(生野区役所支部)各代議員を選出して議事に入りました。成瀬明彦委員長のあいさつ、来賓の激励、メッセージや祝電の紹介のあと、中山直和副委員長が2003年度運動方針案と当面の闘争方針案を一括して、高田真一会計が2002年度決算報告と2003年度会計予算案を提案し、阿字地充副委員長が拡大執行委員の承認について提案しました。
 大会では、のべ35人の代議員による活発な討論が繰り広げられました。また、三井生命の過労死裁判闘争の訴えが、故渡邉一洋さんの遺族からありました。
 1日目の最終には、大阪市長候補で活躍されている渡辺武さんがあいさつをされました。
 大会では、各議案とも満場一致で可決され、特別決議「行き詰まり・混迷を深める大阪市政を建て直し、安心と誇りある暮らしを取り戻す民主市政の実現を!」と、大会宣言が採択されました。
 最後に、竹村博子副委員長の発声で団結ガンバロウを唱和して、全ての日程を終了しました。


人間らしく生き、働き、連帯する21世紀型労働組合を

 代議員の発言では、賃金要求や賃金問題はもとより、健康で働き続けること、働きがいのある職場づくりなど権利拡大・充実を求める発言が多くありました。大阪市行財政改革による人員減が、健康破壊につながり、仕事のコミュニケーションがはかられず、職場の人間関係など、メンタルヘルス問題が深刻になっていることなどがリアルに語られました。またしっかりした体制がとられていないことが、事故や市民とのトラブルを引き起こし、常態化している実態が浮き彫りになりました。
 今日の状況は厳しいものがありますが、困難に立ち向かい、足を踏み出し、たたかえば展望が開けることが個別の問題を通して実証されています。具体的で元気の出る、確信のもてる発言が相次いだのが、代議員の発言の特徴でした。保育所の民間委託反対闘争や弘済院の公務災害のたたかい、青年部の活発な運動、人間の尊厳を求めて市労組差別と堂々とたたかっている現業職組合員と現評の活動などがその代表的なものでした。
 また、最良の市長候補が決まったことで、自らの要求、政策の実現と結合した長選挙のたたかいにしたいという力強い発言も続きました。


☆市労組定期大会で大阪市長候補に
 渡辺武(たける)さんを推薦決定

“私の愛する大阪のために全力をつくします”

あいさつをする渡辺武さん(大阪城天守閣名誉館長)
 「このままの市政を続けたら大阪市は取り返しのつかないことになる」と9月5日、文化人や歴史家らが立ち上がり、「市民のための大阪市をつくる勝手連(市民勝手連)が結成され、出馬の要請をうけた大阪城天守閣名誉館長の渡辺武さんが、大阪市長選挙への立候補を表明しました。
 渡辺武さんの表明に対して、政治団体と無関係の団体個人から歓迎と支持の表明が寄せられています。市労組は、多くの市民と手をつなぎ、市政を市民の手にとりもどし、市長選挙で全力をあげてとりくむことを決めました。


☆市労組が要員確保の申し入れ

 9月25日に市労組は「要員確保に関する申し入れ」を行いました。申し入れ項目は以下の通りです。

1、2003年度中の定年退職、普通退職、配転、係長(主査)昇任などによる欠員を完全に補充すること。
2、昇任にともなう欠員補充が、ほぼ1年遅れになっている実情を改善すること。
3、臨時職員、アルバイトなどが恒常的に配置されている職場や慢性的な残業が続く職場の要員を確保すること。とくに、社会状況の急激な変化にともなう業務量の急増等に対し、年度途中でも必要な措置をすること。
4、法令などにより要員の基準が定められている職場に対しては、法定基準を最低として、職場実情に見合った専門職員を含む要員を確保すること。
5、新規事業、施設の新増設は、直営を基本として、必要な要員を確保すること。
6、産前産後休暇、育児休業などの代替要員を確保すること。
 以 上


☆コラム「中之島」
▼11月に予定される大阪市長選挙に、大阪城天守閣名誉館長の渡辺武さん(65)が9月5日、立候補を表明しました。「市民のための大阪市をつくる勝手連」(市民勝手連=仮称)の人たちといっしょに記者会見にのぞみました▼市民勝手連の発起人の人たちは、「商店街史研究家」、「鰻谷商店会事業協同組合参与」、「歴史学者・大塩事件研究会会長」、「大阪城鉄砲隊隊長」、「家系研究協議会代表」、「大阪天満宮宮司」、「大阪歴史懇談会会長」などの肩書きを持つユニークな面々です▼渡辺さんは大阪市をよくする会を含めたいろいろな分野の友人・知人から出馬をすすめられたと述べ、「大阪市政の立て直し、愛する大阪の再建へ全力をつくしたい」と決意を語りました▼私たちは現市政の継承ではなく、多くの市民とともに、済みよい大阪をつくろうという崇高な決意に心から敬意を表明するものですそして、「市民勝手連」の人たちに支えられた今回の立候補表明をおおいに歓迎し、渡辺さんを支持して市長選挙をたたかうものです▼渡辺さんの決意は、第3セクター破綻に象徴される大阪市政の危機をなんとかしたいという市民の思いを深く受けためてものです。住民の安心と誇りある暮らしの実現こそ、「人が集まってくる魅力ある」大阪ができる、という渡辺さんの基本目標に私たちは全面的に賛同します▼ほんとうに大阪らしいまちづくりのあり方を渡辺さんとともに考えていきましょう。私たち市労組は、多くの市民と手をつなぎ、大阪市政転換に総力をあげます。


2面の記事
☆シンポジウム「検証とシミュレーション 大阪市―再生の道をさぐる」
 平和と環境を守る大阪市役所フォーラム主催
シンポジウム「検証とシュミレーション 大阪市―再生の道をさぐる」
 平和と環境を守る大阪市役所フォーラム(略称:市役所フォーラム)は、パネラーに、小西和人さん(釣りサンデー会長・大阪湾会議代表幹事)、藤永延代さん(おおさか市民ネットワーク代表)、渡辺武さん(大阪城天守閣名誉館長)の3人を招いて、9月27日、ヴィアーレホールでシンポジュームを行いました。コーディネーターは、齊藤彰英さん(大阪自治体問題研究所研究員)。このシンポジュームは、市役所フォーラムが1周年を向かえて、その総会を行い、記念事業として行ったものです。
 小西和人さんは、「わたしはこの間6回大阪湾クルージングを行い、海の上から見た大阪市の税金のムダ使いを検証してきた。この秋も2回行う。ぜひまだの人は参加してほしい。不採算で造ってしまったも花束を受けるシンポジストの渡辺武さんのはきっぱりやめる決断が必要だ」と延べました。藤永延代さんは、「まちがにぎあう大阪市に。人間サイズのまちに。もともと大阪が持っていたまちに」と発言しました。
 渡辺武さんは、「かつて大阪は水の都、まちなみは整然とし、すばらしい都市だった。大きくは戦後復興のやり方が間違っていた」、「現市長は問題山積の責任をまったく感じていない。これを変えなくてはならない。それは今だと思っている」と力強く語りました。フロアー発言も相次ぎ、参加者は盛んに賛同の拍手を送っていました。


☆悪政への怒りを総結集! 9.23府民大集会
消費税増税・年金改悪反対!
地域経済対策と実効ある雇用対策を!

国の悪政から府民守るのが大阪府の仕事じゃないんですか?
大阪城公園に府下から13000人が参加
 完全失業率8.4%(2003年3月、全国5.5%)、大型小売店販売額2002年度83.5%(1990年比較・全国105.5%)、ホームレス1万人以上、自殺者2002年度2217人…これらの数字は大阪のバブル崩壊以降の経済の落ち込みが全国的にも際立っていることを物語っています。
 こうした中、9月23日に大阪城公園に1万3千人の参加で府民集会を開催しました。いま、小泉構造改革のもとで、国民に対しては痛みの強要だけでガマンも限界にきています。住民をまもるべき府政や大阪市政は関空二期工事やATC、WTCなど第3セクターで不要不急の開発事業をすすめ、府民の切実な要求である大阪府の医療費助成制度の存続や30人学級の実現、国保料の引き下げに背を向けています。
 府民集会は、いまこそ、「イラクへの自衛隊の派兵を許すな」「消費税大増税・年金改悪反対、地域経済対策と実効ある雇用対策を――暮らしを守るルールの確立を」「平和の憲法をまもれ」の声を大阪中に広げようと、力強く宣言しました。集会には大阪市長候補に名乗りをあげた渡辺武(たける)さんがあいさつをしました。


☆大阪市は公立保育所の民間委託計画を白紙撤回してください!
保育所存続を!!
市議会請願署名提出・本庁前ビラ宣伝・市役所前集会


市役所前集会で報告する福祉保育支部の小久保支部長 昨年の12月4日「公立保育所のあり方について」の当局提案があって以降、市労組福祉保育支部は「民営化反対闘争委員会」を発足させ、「民営化する保育署名を公表させない」とりくみを強化してきました。しかし、当局は5月28日、事業拡大を理由に民間委託の提案を行い実施予定の保育所を公表しました。
 当該保育所では、3月末市労組組合員はすべて配転させられました。しかし、福祉保育支部は子どもたちを守りたいと保護者のみなさんと手を取り合い、当局の説明会でも質問書を提出してきました。また、「組合は違っても、子どもたちを守るという点で共にたたかいましょう」と呼びかけの手紙をすべての市立保育所保育士に郵送してきました。
 9月17日、「民間委託白紙撤回」の市議会陳情書を提出し、夕刻には市役所本庁舎前宣伝で職員にビラを配布し、決起集会を開催しました。陳情書は6月に続き2度目の提出です。6月議会では「継続審議扱い」を勝ち取っています。


☆市労組レーダー
○怒りの大行動が10月2日に!

 「3セク支援大規模開発―ムダづかいやめてんか!」「大赤字の責任だれがとる!」「だれのお金やと思ってんの!」「国保料値上げ・介護保険料値上げ・生活保護見舞金縮小・保育所民営化…えげつないことやめなはれ」と、10月2日(木)に「怒りの大行動」が行われます。宣伝行動12:00=淀屋橋、集会は12:30=剣先公園です。主催は、10・2市役所包囲行動実行委員会。実行委員会は、「大阪市の赤字は市民がつくったもんやおまへん。市民は不景気で青息吐息。いいかげんにしなはれ。どっちみて仕事してんねん。赤ちゃんからお年寄りまでみんなが安心して暮らせるように。市民のみなさん!いっしょに怒りぶつけましょ」と、呼びかけています。


○大阪革新懇主催・ドクさんを招いて「平和を考えるつどい」

●日時 9月4日(木)Pm6:00〜
●会場 ドーンセンター
●会費 1000円
●内容 お話し1 「平和は万民の世界遺産」 
           語り手 グエン・ドクさん(ツーヅ病院コンピュータ業務)
      お話し2 「イラク戦争と世界」
           語り手 森原公敏さん(日本共産党国際局次長)


○角橋徹也さん(都市問題研究家)が本を出版しました

 角橋徹也さんが本を出版しました。タイトルは「オランダにみるほんとうの豊かさ」副題「熟年オランダ留学日記」。角橋佐智子さん(妻)との共著です。角橋さんが還暦をすぎて再び海外留学を志し、ご夫婦でオランダに旅立ちました。2年間の留学を無事終えて、オランダの状況をスケッチしたのがこの本です。大阪府職員として30年、大阪府職委員長も務め、大阪府知事候補としても活躍。その後コンサルタント事務所を設立し、都市問題や建築・環境などで幅広く活動を進めていましたが、全てを投げ打っての「オランダ行」に何が待ち受けていたか。興味津々です。定価は1300円。問い合わせ:6208−8798(江川)。


○ミュージカル『アテルイ』大阪公演チケット取り扱い中

 今年の4月、京都の清水寺にて奉納公演を全国公演のスタートとし、現在、大好評上演中のわらび座50周年記念作品、ミュージカル『アテルイ』が、12月8日(月)大阪市内公演が決定しました。
 演出の中村哮夫さんは、「一番人間らしく美しい、自然と共生し、みんなで信じ合い、現代ではそういうことがあり得ないからこそ、『こういう人間の集団というのはすばらしいなあ、本来はこうあるべきなんだ』というように感じてもらえたら最高だと思う。そこに、それを許さない勢力が侵略してくる。そしてこのドラマが始まるわけです」と、語ります。
 場所は、大阪国際交流センター大ホール(近鉄「上本町」徒歩5分)。入場料は5000円。開場18:00、開演:18:30より。問い合わせは、わらび座関西事務所・tel:06−6846−9600です。


○大阪労連・大阪市地区協議会の
 第18回定期総会が開催されました


 9月20日(土)午後より天神橋の住まい情報センターで大阪労連・大阪市地区協議会の第18回定期総会が開催されました。当日は雨天にもかかわらず多くの組織からの参加者がありました。秋に行われる大阪市長選挙候補の渡部武さんも来賓として、市長選に臨む決意表明をされました。2004年度の運動方針として「雇用、くらし、いのち、平和」をキーワードにした国民総決起型の運動を多方面で追及し、地域においては市民要求を積極的に取り上げて、幅広い共同をすすめるとともに、拡大する非正規・不安定雇用者の組織化と運動の前進に向けて等の報告がされました。14名の代議員の討論参加があり、大阪市労組からは藤原書記長が人事院勧告による賃金カット、職員の雇用形態の変貌や病欠・自殺者が多発している現状、この間行われてきた様々な機構改革による職場・市民への弊害等大阪市制の実情の報告がされました。また、過労死・不当解雇をめぐり闘争を行っている数々の争議団からの訴えも行われました。市地区協の新体制執行部に副議長として参入することとなった阿治地副委員長から官民一体となった取り組み、市長選にむけての発声のもと団結ガンバロウで総会を終えました。

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