大阪市長選挙に立候補を決意された 渡辺武さんを支持します(談話) 《2003年9月5日・大阪市役所労働組合 書記長 藤原 一郎》 大阪城天守閣名誉館長の渡辺武さんは、9月5日に「市民のための大阪市をつくる勝手連(市民勝手連)」=仮称=の推薦を受けて大阪市長選挙への立候補を表明しました。 大阪市労組は、渡辺さんが、現市政の継承でなく、多くの市民とともに、住みよい大阪をつくろう、そして5万人職員と危機打開、市政の改革・革新への挑戦を呼びかけられ、立候補された決意に対し心から敬意を表明します。 出馬にあたって誇り高く生きようと頑張っている良き市民が「自信と誇りを失いかけ、将来への希望をあきらめかけている」ことを残念に思い、その原因の一つに「既存の商売を切り捨て開発に走る市の姿勢にもある」と言明され、「世界中から人が集まってくる魅力ある都市は、そこに住む善良な市民の安心と誇りのある日々のくらしが実現してこそ初めて実現するもの」とし、第3セクターの破綻問題については、多くの重要問題も含めて「市はもっと大胆な情報公開を行い、議会やさまざまな公開の場で論議を尽くすべき」と表明されています。また記者会見では、「行き詰まり混迷を深めている大阪市政の立て直し、再建に本気で情熱を傾ければ打開の道は開かれるに違いない。大阪の立て直しにいっしょにやっていこうという人たちとは、いっしょにやっていきたい」と決意を語りました。 市職員の誇るべき先輩である渡辺武さんに対して、早くから立候補のお願いを続けてきた大阪市労組は、今回の立候補表明を大いに歓迎し、渡辺さんの「基本目標」を支持して、市職員、OB職員、市関連職員のなかに「市民勝手連」に呼応してたたかうことを呼びかけるものです。 同時に市労組としても運動方針、中央委員会方針とも合致する渡辺さんの「基本目標」を支持し、住民が主人公の地方政治を発展させ、開発型自治体の典型である大阪市政を刷新させるために市長選挙をたたかう決意です。 なお、大阪市労組も加わる「大阪市をよくする会」は同日、代表者会議を開き、渡辺氏の立候補表明を支持しました。大阪市労組は、今後保守、無党派との共同でたたかうことを重視するためにも組織として「よくする会」に結集し、職場、地域で具体的な運動を展開するものです。 |