第248号 2001年9月15日付


    機関紙「大阪市労組」に掲載した記事を紹介します

1面の記事
☆告知板
   9/19 市労組現業評議会総会
   9/20 大阪市議会本会議(〜10/12)
   9/21 映画「郡上一揆」上映会(〜22)
   9/22 京阪神部落問題研究交流集会
   9/23 堺市長選挙告示日
   9/29 大阪労連大阪市地区協定期総会
   9/30 堺市長選挙投票日
   10/3 市労組「平和」集会
   10/6 青年わいわいサミット(〜8)


☆大阪市労組第23回定期大会
    9月11日(火)〜12日(火)

 21世紀初頭の新たな飛躍をめざし
    職場と地域、日本を変える壮大な運動を

 大阪市労組の第23回定期大会が、9月11日から2日間、真新しい会館のヴィアーレ大阪でひらかれました。大会ではのべ39人の代議員が発言。いずれも豊富な実践と活動、涙とロマンあふれる活動の経験が報告されました。大会は2日間の討論をふまえ、社会的影響力を発揮し、すべての市役所労働者を視野に入れた運動を創造するとした、今後1年間の活動方針を採択しました。
定期大会はヴィアーレ大阪ホールで開催された
 くらしと地方自治擁護の共同行動を発展させよう!
      大会では活発な発言が次々と!


【大会代議員の発言(抜粋)】
鶴田早苗さん(福祉保育支部)
 「臨時任用保育士6年目で市労組に加入決意した。就職当初は違和感があったが、いろいろな職場を経て、やっぱり市労組だと思った。いい仲間といっしょで楽しい毎日だ。」

筒井 修さん(本庁支部)
 「分庁舎連絡会で活動している。連絡バスの診療所への運行を迫り、診療所付近に留めることができた。事務所問題など交渉を進めている。WTCでも宣伝活動を活発にしていきたい。」

白澤武蔵さん(本庁支部)
 「8月から新厚生会が発足した。分会に事前協議もなく、会費徴収の率を決めたり、役員から市労組を排除するなど、反民主主義的なことがやられれている。分会は厳しく交渉に臨んでいる。」

吉村幸雄さん(港湾支部)
 「今年2月に市労組に加入。ドラフト外で入った。3番4番は打てないが、9番で確実に1番につなげる活動をしたい。入ってみて市労組はきわめてシンプルだということがわかった。」

藤澤 肇さん(西大阪支部)
 「西成福祉事務所の高齢担当で300ケースを持っている。年間200ケースの相談も開始された。配置基準はそのままなので相当な業務量になっている。要員増を。」

立川孝信さん(南大阪支部)
 「支部では地域にうって出る運動をしようと「平和フェスティバル」を開催。ビラは1万枚印刷した。43の商店などから協賛を得た。当日は350人の参加。出演者は100人を越えた。職場の仲間からも多くの協力を得た。」

江上一恵さん(福祉保育支部)
 「機関紙『ふくほ』が次号で200号になる。手書きであたたかく身近に感じる機関紙を目指してきた。大会のときにまとめて冊子にする。ビラなどは局もよく読んで参考にしているとのこと。」

東 祐司さん(生野区役所支部)
 「不均衡是正で採用・年齢順を主張してきたが、区は成績主義的なものが強まってきた。新再任用制度で学習会でも多くの意見が寄せられた。知れば知るほど不安の声も。働き続けられる制度を。」

長谷川晶子さん(青年部)
 「青年部は遊びも学習も楽しく活動している。PC講習会、スキーフェス、昇任昇格裁判の学習、沖縄ピースツアー、平和行進、などいっぱい活動している。市民のことをよく考える市政にするため頑張りたい。」

小村末広さん(港区役所支部)
 「公務員改革は公務員だけにかけられた攻撃ではない。地域を含めた要求をどうたたかっていくか。地域労連は交渉権を持っている。いっしょにやって行きたい。」

山野みどりさん(本庁支部)
 「保健所を守るとりくみをしてきた。この間、住民サービスが低下してきている。乳幼児健診が委託化された。結核なども委託の看護婦だ。『市民の会』と連携していきたい。」

橘波慎一さん(浪速区役所支部)
 「区役所のあり方を含めた提案型の運動を。市財政の分析をした上での論議が必要。差別支給撤廃のとりくみの強化を。」


☆大阪市人事委員会
「職員の給与に関する報告及び勧告」に対する市労組連の声明

2001年大阪市人事委員会
「職員の給与に関する報告及び勧告」に対する市労組連の声明

             2001年9月5日・大阪市労働組合総連合執行委員会


☆堺市長選挙(9月23日告示・30日投票)
   
市労組が、宮田幸永さんを支持決定!

 8月20日(月)の市労組執行委員会で、「安心・夢・堺の会」宮田幸永代表を支持することを決め、8月24日(金)の市労組第7回中央委員会で機関確認しました。宮田さんは、元堺市都市局長、前堺市水道事業管理者。


☆コラム「中之島」
▼9月15日の「敬老の日」は「老人を敬愛し、長寿を祝う」国民の祝日として1966年に「国民の祝日法」が改正され「建国記念日」「体育の日」とともに制定されました▼聖徳太子が設けた貧しい人たちを救うための施設「悲田院」を開いた日にちなんだとされています▼話は、現在にもどりますが、厚生労働省は2002年度から、サラリーマン本人が医療機関の窓口で支払う患者負担について、入院、外来ともに2割を一律3割に引き上げる基本方針を固めました▼原則1割負担の高齢者医療制度も対象年齢を70歳から75歳に引き上げ、老人医療費1割負担の上限までも見直しされる動きがでています▼10月から介護保険料の満額徴収がはじまり、保険料の滞納が増えると予想されることからペナルティーを徹底されることも考えられています▼まとまったお金を用意できないお年寄りは介護が受けられなくなってしまい、事実上介護保険から締め出されることに▼政府が言う祝日法の主旨は、長い間、社会のために尽くしてきた高齢者を敬い、高齢者の福祉について関心を深め、高齢者が生活の向上に努めるよう促すとうたっていますが、今医療機関では、お年寄りの受診抑制がすすみ、重病患者が増えています。人はみな年老いていくことを忘れてはなりません。


2面の記事
☆第5回おおさか自治体学校
 
なにわ創世21
    くらし・文化・地方自治再生をめざして

第5回目となるおおさか自治体学校 今年も社団法人・大阪自治体問題研究所の主催で、おおさか自治体学校が9月1日と2日の両日に開催されました。今回の自治体学校にはパネリストやコディネーターとして、大学教授、大阪自治労連、かみがた活性化研究会、民主商工会、弁護士、障害者児を守る連絡協議会、公害をなくす会、富田林寺内町をまもりそだてる会、都市プランナー、おおさか市民ネットワーク、などの方が出席され、活発な論議がかわされました。

 1日目は、午前中の淀川の自然探訪(イタセンパラの生息が確認された淀川のわんど群れ)の後、午後1時半に千里のホテルにて全体会が開会されました。全体会では、主催者あいさつに続き、「自治をと尊ぶ大阪文化」「暮らしの現実と福祉」「自治体改革の争点」の3つの複合テーマで基調シンポジュームが活発に行われました。
 1日目の後半から2日目にわたってセッションが行われました。それは、@文化・伝統・生活様式 Aくらしと社会保障 B環境とまちづくり C地域経済と自治体の4つでしたが、セッションUの「くらしと社会保障」では、報告者のひとりに市労組北大阪支部の谷口積喜さん(都島区役所)が登壇しました。
 谷口さんは、大阪市民のくらしと健康について報告しましたが、この中で「市民に身近な社会保障施策を引き付ける地方分権の確立、財源も権限もある『区への分権』要求を含めた大都市型市民運動の登場が期待されているのではないか」などと発言しました。


☆「再任用制度」をもっとよく知るために
   市労組本部主催学習会

制度について語る藤原書記長 市労組本部主催の再任用制度学習会が、8月29日(水)午後6時半よりアピオ大阪で開催されました。講師は藤原一郎書記長。書記長はまず「再任用制度とは」と説き起こし、@再任用の意味A退職者の再就職希望との関係B再任用職員と非常勤嘱託の違いCフルタイムと短時間職員の違いについてD再任用の職場と職種E給料、労働条件・・・について詳しく述べました。
 次に、大阪市における再雇用制度のあゆみについて順を追って説明した後、現時点での市側の検討課題や市労組としての基本方針を明快に解説するとともに、市労組が指摘するこの制度の内容における問題点と、市労組としての検討課題を10項目にわたって明らかにしました。
 最後に藤原書記長は「2013年度からは定年後に完全な無年金状態が生じ、生活設計に大打撃を与える。今後、定年制延長、年金制度の改善、行革リストラ反対、労働者・国民の雇用を守るたたかいとして地域での共同を拡大し、とりくむことが重要」と結びました。


「平和」の問題で学習会
    本庁支部主催学習会

 本庁支部主催の「平和」学習会が8月29日夜6時半からエルおおさかで行われました。斉田郁男支部長がこの間の本庁支部の「平和」のとりくみ、特に今年の原水禁大会について報告しました。そして関西勤労者教育協会の篠浦一郎さんの講演を聞きました。篠浦さんは、アメリカの支配戦略、日本政府の安保・外交政策、靖国・教科書問題、この間の反核・平和運動の発展、今後の反核・平和運動の発展方向についてわかりやすく話しました。質疑なども行い、平和についての認識を新たにする夕べとなりました。


☆市労組レーダー
大阪市職員とOBによる
 第18回まいど美術展のご案内


 まいど美術展実行委員会代表世話人の岸本安司さんより、「ご案内」が届きましたのでお知らせします。
「9月の3週目に入り、朝夕涼しい風が部屋を駆け抜ける過ごしやすい季節になりましたが、如何お過ごしでしょうか。現役、OBの皆様方が各分野での、ご活躍されているお便りうれしく拝聴しています。さて、まいど展を12月14日(金)〜19日(水)の間、上本町ギャラリーで開催しますので、ご案内申し上げます。また、作品のご出展のほどよろしく、お願い申し上げます。」


「講演」屈すれば仲間が悲しむ・・・
  「沈まぬ太陽」と私


 山崎豊子さん著「沈まぬ太陽」の主人公恩地元こと、小倉寛太郎氏の講演会が12月1日にエルおおさかにて開催されます。ぜひ参加ください。お問い合わせは本部文化スポーツ部吉岡まで。


参加者募集・新世紀の秋に見る、聞く、ふれる・・・
  ごいっしょに歩いてみませんか


平和のための戦争遺跡ウォーキング
 とき&コース 9月22日(土) 東淀川区コース 10月6日(土) 都島区コース
10月13日(土) 東住吉区コース 10月20日(土) 中之島コース
 大阪市区27コースを踏破、今後の企画からさらに広く参加をよびかけ、戦争の傷痕を探訪するウォーキングです。支部・分会行事としてご参加ください。問い合わせは、市労組本部教育学習部の石水までどうぞ。


2001年年末一時金アンケートのとりくみのお願い

 この8月に出された人事院勧告は2年連続の給料表・諸手当の改定見送りさらに3年連続の一時金削減で30年前の水準にまで逆戻りさせ、また、大阪市人事委員会報告・勧告もそれに追随したものとなっています。一時金削減、賃下げ攻撃は青年から中高年にわたる全世代に打撃をあたえています。このような厳しい情勢のなかでの一時金アンケートですが、生活改善に役立つ要求を確立していくため、職場のみなさんのご協力をお願いします。

※ シリーズ「公務員制度改革」はお休みします。
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