第282号 2003年4月1日号

    機関紙「大阪市労組」に掲載した記事を紹介します

1面の記事
☆告知板
  4/1 新規採用者発令式宣伝
  4/1 大阪市人事異動(課長級以上)
  4/1 社保協全国統一宣伝行動
  4/2 市労組組合説明会(新採向け)
  4/4 いっせい地方選挙(前)告示日
  4/4 新採歓迎市労組「花見&バーべQ」
  4/13 いっせい地方選挙(前)投票日
  4/16 大阪市人事異動(課長代理・係長級)
  4/16 大阪市研究会第99回例会
  4/20 いっせい地方選挙(後)告示日
  4/22 市労組第4回中央委員会
  4/27 いっせい地方選挙(後)投票日

☆イラク攻撃 今すぐやめよ!!
道理のない米英の武力行使に
      世界中からNO WARの声


全国の政令都市の労働組合から
     執行委員長が連名でアピールを発表

アメリカ領事館前での抗議行動(3月26日・正午)
アメリカ領事館前に座り込んで抗議を続ける人たちも 3月20日、アメリカ・ブッシュ大統領は、平和的解決を願う国際世論と各国政府の努力を踏みにじり、イラクへの武力攻撃を開始しました。こうした情勢をうけて大阪では、「有事法制に反対する大阪連絡会」の呼びかけで、20日、21日と中之島公園からアメリカ領事館前まで、武力攻撃の即時中止と平和的解決を求めるデモ行進がとりくまれ、市労組も積極的に参加してきました。
 3月24日には全国の北区のアメリカ領事館前政令都市の労働組合執行委員長が連名で「アメリカのブッシュ政権の国連憲章を無視したイラク攻撃を糾弾する」アピールを出し、この戦争の即時中止と平和的解決のため、国際社会に積極的に働きかけるよう呼びかけています。


「アメリカのブッシュ政権の国連憲章を無視した
   イラク攻撃を糾弾する」アピール


「アメリカのブッシュ政権の国連憲章を無視したイラク攻撃を糾弾する」アピール


☆コラム「中之島」
▼4月1日、入学、就職など、いわゆる日本の習慣でいう門出の日です。しかし、門出を祝えるのは戦争のない平和な社会でこそではないでしょうか。アメリカは世界の圧倒的な「戦争反対」の声を無視して3月20日イラク攻撃をはじめました。ブッシュ演説を聞いていると、腹が立ってくるのは私だけでしょうか。「一体何様のつもりなのか」といいたくなる。「世界はアメリカのためにあるのではない」ことを広く知らせなければと思う▼イラク攻撃開始の報道で再度ブッシュ大統領に言いたい。昨年の原水爆禁止世界大会で広島市長は「『人類を絶滅させる権限をあなたに与えてはいない』と主張する権利を私たち世界の市民が持っているからです」と宣言しました。小泉首相もこの言葉を聞いたはずなのに「日米同盟にのっとり」と主張して、ブッシュに追随しています▼日米安保条約は「国連主義」「国連憲章がベース」だといわれています。党首討論では「フセイン政権に武装解除の意思がないと断定された以上アメリカの武力行使を支持する」との発言に対し、日本共産党の委員長から「誰が断定したのか。国連も査察団も断定していない。アメリカだけではないか」と追求され、まともに応えることができませんでした▼いま、戦後処理が言われていますが、大切なのは、直ちに戦争を中止させることではないでしょうか。そのために、あなたはこれから何をしますか?


2面の記事
☆人員・スペース・体制 本当に大丈夫??
保健と福祉の総合化いよいよスタート
此花区役所
 昨年4月に保健センターが各区に移管されました。そしてこの4月から、区役所では福祉事務所と健康福祉サービス課、保健センターを統合する「機構改革」が実施されます。市労組では、区役所支部評議会を中心にこの問題の検証・検討をすすめてきました。


業務を円滑に推進できる執行体制を

 保健福祉サービス提供部門では、なんと117項目の事業と地域保健福祉活動を受け持ち、多くの相談業務と複雑多岐にわたる事務をこなしたうえに、区内全域をフォローする保健師の活動が加わります。また保健福祉サービス提供機能の充実やニーズの掘り起こしに対応するためには、新たな業務展開に見合った人員・専門スタッフの確保も不可欠ですが、提案された要員算定では、保健福祉サービスの充実が目的なのではなく、人員削減が目的なのではないかと疑いたくなります。当局には責任を持って自らが提起した業務を円滑に推進できる執行体制を確立する義務があるはずです。

課題ヤマ積みのまま新年度に

 そのほかにも「総合福祉システム」の構築計画が明らかにされていないことや、レイアウトでも区庁舎と保健センターが別庁舎になっているところが11区もあって、物理的に不可能に近いことまで「区において工夫を」という区当局に責任を押し付けるような手法も見られます。
 現場では、「忙しすぎて検討できない」「業務実態を見ているのか」「公衆衛生行政が後退するのではないか」といった声が聞かれています。
 市労組は、今後も検証を行いつつ速やかな改善を求めていくとともに、引続き保健福祉部門の総合的発展に向けた検討を行い、市民サービスの向上、働きやすい職場づくりをめざして奮闘します。


☆組合説明会が同じ日にないのはなんでだろ〜?
発令式でも職場でも公平・平等に

昨年の新採宣伝の模様 今年もフレッシュな新規採用者の発令式が4月1日に中央公会堂で行なわれます。  そして、高卒は約2週間、高専・短大・大卒は約3週間の研修に入ります。この研修期間中に労働組合の説明会も行われています。
 市労組はこの間、組合説明会は、新規採用者の組合加入の権利を保障するためにも「同一日・同一時間数の保障」、または「紹介順の隔年ごとの交代が公平・平等」と、大阪市当局に申し入れてきましたが、大阪市職は初日に、市労組は翌日に設定され、さらに研修の時間中に大阪市職の加入届回収を黙認するなどアンフェアな取り扱いが続いています。
 市当局には中立保持義務があり、「組合紹介」についても平等取り扱いが貫かれなくてはなりません。そして、労働組合への加入・未加入を問わず、各職場に複数の組合組織がある以上、それぞれの職場での組合説明会も公正・平等に行なわれるのが当然です。

☆シリーズ
 「心の元気 職場の健康」 1

今、なぜメンタルヘルスが問題になっているのかA

 「メンタルヘルス」という言葉は最近よく耳にしますが、正確にはどういう意味なのでしょうか。直訳では「精神的健康へのとりくみ」ということです。快適に仕事ができるようにする。リフレッシュして仕事への意欲が持てる様にすることです。
 私たちは、労働力を消費して、仕事と同時に疲労が生まれます。労働力の再生は、私生活の中でされます。私生活の時間が短いと再生されずに疲労が積み重なるのです。長時間労働により、私的な時間が短いという状況では、本来自己責任であるべき健康維持のためのスポーツやリラクゼーションというストレス解消はとても無理です。こうした働き方をして病気になったとしたら、それは本人の責任なのでしょうか。
 ではストレスとはどういう意味でしょうか。外からの刺激(ストレッサー)に反応し、生じた歪みと反応をストレスといいます。ストレスはその人が外からの刺激をどのように「認知」しているか、どう感じているかということです。同じストレスであっても人により違ってきます。本人の性格がどうというのでなく、本人がどう感じているのかが問題になってくるのです。
 では次に、ストレスをどうコントロールするのかということです。
 1つ目は労働者一人一人のストレスの耐性を強化すること、ストレスコーピングです。ストレスの「気づき」を良くし、自分の力でとることができるようにし(リラクゼーション)、うまくストレスと付き合う方法を身に付けることです。自分はストレスがたまったらどんなサインを出すのかを知っておくことが大切です。下痢・便秘や頭痛・不眠等からだの(リラクゼーション)変化として現れることもあります。そして周りの仲間が気づいてやることも大切です。
 2つ目は職場におけるストレス要因を軽減する、ストレスマネージメントです。これは事業者の責任で行われるもので、職場には個人の力だけでは取り除くことができないストレス要因もあります。ひとりの精神疾患の発病は職場の赤信号と見るべきです。メンタルヘルスの悪化の原因はその組織・職場内にあります。個人の労働者の自己管理に求めるのは間違いだと思います。


☆市労組レーダー
〇今年もフレッシュな新規採用職員が!!
 市労組はキミたちを応援します


  市労組は、パンフレット『はじめまして市労組です』を作成し、新規採用のみなさんに配布します。昨年は、たいへん読みやすいと評判でした。また、「歓迎・花見」、「歓迎・パソコン教室」、「歓迎・陶芸とバーベキュー」、「歓迎・ピンポン大会」など盛りだくさんの歓迎行事を企画しています。新規採用の人に限らず、どなたでも気軽に参加してください。

●新規採用職員歓迎企画第1弾
 「NO WAR ON IRAQ!! 夜桜トーク Love&Peace!!」

 心地よい春の日差しの中でそろそろ桜の花も満開 !!
満開の桜の木の下で、平和について語り合いませんか??

日 時  4月4日(金)Pm6:00〜
場 所  旭公園テニスコート横
詳しくは、大阪市労組(06-6208-8798)まで

●新規採用職員歓迎企画第2弾
 「陶芸&バーベQ in 舞洲」
 日に日に暖かくなり、出かけるのも最高!の季節となりました。
5月のさわやかな風の中、みんなで創って、食べて、あそんで、楽しく過ごしましょう!!

日 時  5月18日(日)Am9:00〜
     (JR環状線西九条改札口集合)
参加費  大阪市役所新採用者は無料
     (エプロン・タオルを持ってきてね!!)
申込みは、大阪市労組青年部(06-6208-8798)まで

●新規採用職員歓迎企画第3弾
 新入職員歓迎!!「ピンポン大会」

 府立体育館のワンフロア―を借りきってビッグなピンポンを楽しもう!!
新入職員のみなさん、組合員のみなさんふるってご参加ください。

日 時  5月26日(水)Pm6:00集合
場 所  ナンバ・大阪府立体育館
申し込み・問い合わせは、大阪市労組文化スポーツ部まで
                tel 06-6208-8798

●新規採用職員歓迎企画第4弾
 「Welcome party」
日 時  6月21日(土)受付 Pm6:00
場 所  全日空ホテル(予定)
参加費  大阪市役所新採用者は無料
主 催  大阪自治労連青年部
問い合わせは、大阪市労組青年部(06-6208-8798)まで


○ぜひアクセスしてみてくださいね
  市労組ホームページ開設3周年


 2000年の4月に立ち上げた市労組ホームページ「情報ねっとわーく(ネット版)」が、今年4月1日で丸3年となりました。アクセス件数も3月末現在で23500件を超えています。現在、イラク攻撃反対のコーナーや新入職員向けのコーナー、市労組の政策や見解、機関紙の記事などを掲載しています。また、ホームページ上では公開していませんが、メールで寄せられた質問や意見、相談にも丁寧に返信しています。今後も「大阪市の情報発信基地として、みなさんに役立つ情報を提供していきたい」と考えていますので、お気軽にアクセスして、ご意見ご感想をお寄せ下さい。
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E‐mail  osaka.shiro-so@nifty.com 

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